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テクノロジーを駆使したビジネスの世界では、AI(人工知能)とBI(ビジネス・インテリジェンス)という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。しかし、それが具体的にどんなものか、どのように作用するのかを正確に理解できていない人が多いのではないでしょうか。AIとBIは、ビジネスにおいてどちらかを選ばなければならないような対立するものでしょうか。同時に運用することはできないのでしょうか。それぞれ企業にとってどのように役立つのでしょうか。

結論として、AIとBIは異なるコンセプトであり、それぞれの活用方法がわかっていればビジネスを進めていく中で自分たちの利益になるよう相互に補完し合えるものです。

BI:ビジネス・インテリジェンス

ビジネス・インテリジェンス(BI)ソリューションは、企業が大局的な視点でデータを見るのに役立つ技術であり戦略です。企業が高いレベルの目的を定め、大きな決断をし、将来の成長のための戦略を策定する際に役立つものでもあります。こういったソリューションは、ビジネスにおいて、総合的な観点での意思決定を伝えるのに役立ちます。

BIソリューションの主な目的は、「膨大な量の分析用データを収集し、分析すること」です。分析データには、過去のデータ、現在のデータ、ビジネスの将来を予測するデータが含まれます。

BIソリューションはビッグデータの分析と解釈に使われているので、「ビッグデータ」と合わせてBIについてよく耳にするでしょう。

AI:人工知能

人工知能のソリューションはビジネスを深く掘り下げます。このソリューションによって、企業は取引において、もっと頻繁に意思決定を行うことができるようになります。BIがスケールの大きい目的を扱う一方で、AIは日々のビジネスプロセスをより早く、より効率的に到達できるようにプロセスを最適化していくことが可能です。

BIではより多くの情報を基に人間が意思決定することが可能ですが、AIは人によって情報が与えられなくても、AI自体が意思決定を行うことができます。このような使われ方をするAIソリューションが適切に計画、展開、維持されていれば、膨大な量の労働力、つまりは時間とお金を節約することができます。

AIについては、あらゆるプロセスの自動化の議論において耳にしたことがあると思います。

BI+AI:同時に運用する

実際にどのように判断されているかは別として、多くのビジネスがBIソリューションに頼っています。スプレッドシートの活用からパフォーマンスの追跡に至るまで、すべてがビジネスインテリジェンスのソリューションの運用下にあります。

AIはあらゆる業界で急速に普及し、日々、より一般的なものになってきています。すでに確立しているBI活用にAIの実装を加えることで、遅いうえにミスも起こしやすい人的資源への依存を減らし、徐々にコストを削減しながら、ビジネスの目的に到達できるようになるでしょう。

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出典https://www.crowdanalytix.com/whats-the-difference-between-ai-and-bi/ 
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