インシデントチケット管理をExcelでしている方必見!業務効率を上げる最新のセキュリティ運用とは

はじめに

インシデント対応をExcelOneNoteで手動管理している企業は多く、その運用に限界を感じる場面が増えています。サイバー攻撃や内部不正への対応が速さと正確性を求められる中、管理・報告・分析業務の非効率はリスクの増大につながります。本記事では、マクニカが提供する自動化ワークフロー+インシデントチケット管理の最新手法を、具体的なユースケースとともに解説します。現場のエラー低減、リアルタイム化、情報の一元管理を実現するためのポイントを整理しました。

目次

  • インシデントチケット管理の現状と課題
    • 管理目的と現場の実態
    • 手動管理に潜む課題
  • 自動化ワークフロー+インシデントチケット管理の概要
    • ソリューションの全体像
    • 従来型との比較
  • 実際の運用とユースケース
    • エンドポイントセキュリティ対応
    • メールフィッシング対応
  • 自動化ワークフロー導入のメリット
    • エラー低減とリアルタイム化
    • 柔軟なスケーラビリティと分析力
    • ユーザー体験・運用効率の向上
    • 製品紹介:Swimlane
    • 導入で広がる可能性と運用環境

インシデントチケット管理の現状と課題

管理目的と現場の実態

インシデントチケット管理は、発生したアラートへの迅速な対応、対応履歴の記録・追跡、社内外との情報共有、運用の学習と改善までを担う重要な業務です。しかし現状、多くの現場がExcelOneNoteといった汎用ツールで手動管理しています。そのため、データの手入力が中心となり、ミスや重複入力が発生しやすい状態です。

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手動管理に潜む課題

手作業による管理には、以下のような問題点があります。

  • エラーの発生頻度が高い:入力ミスや重複が、記録や分析の質まで影響します。
  • リアルタイム対応の難しさ:インシデントが発生しても、手動起票の手間から即時対応が困難です。
  • スケーラビリティの制約:管理するインシデント数が増えるにつれ、運用が煩雑化し、パフォーマンスも低下します。
  • 報告・分析の手間:データ集計やグラフ化などの業務が手動中心となり、意思決定のスピードを妨げます。
  • 可視性・ユーザビリティの不足:最新状況が把握しづらく、複数画面での作業や情報分散が非効率です。

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自動化ワークフロー+インシデントチケット管理の概要

ソリューションの全体像

こうした現場課題への対応策が、「自動化ワークフロー+インシデントチケット管理」です。これにより、アラート発生からチケット作成・対応・承認・クローズまで、一気通貫で自動化/半自動化できるようになります。一元管理されたダッシュボード上で、各プロセスをリアルタイムに可視化し、担当者間の連携や処理状況も即座に把握できます。

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従来型との比較

従来のExcel管理では、各工程が手作業主体となり、特に複数担当者間の承認やエスカレーションが煩雑でした。ワークフロー活用に切り替えることで、アラートの確認・ケース管理・対処・エスカレーションまでを、プラットフォーム上で一元的かつ自動化された形で処理できるようになります。

実際の運用とユースケース

エンドポイントセキュリティ対応

CrowdStrike EDRなどの外部ツールと連携し、アラート取得後の流れを自動化。脅威インテリジェンスで評価し、危険度が高ければ端末の隔離などの対処をCrowdStrike上で実施。問題ない場合はチケットを自動でクローズします。ワークフローの可視化により、どのインシデントにどう対応したかが一覧で管理できます。

メールフィッシング対応

MS365からメールボックスを取得し、VirusTotalIPQualityScoreなど外部評価ツールと自動連携。評価結果に応じて、ファイアウォールへのブラックリスト登録までをワンクリックまたは自動で処理。その後、クローズ処理までの状況をダッシュボード上で一括管理。担当チームへの通知や承認フローも画面内で完結します。

自動化ワークフロー導入のメリット

エラー低減とリアルタイム化

自動化により、人為的なミスが大幅に減少し、記録の一貫性・正確性が保たれます。インシデント対応も即座に行えるため、対応スピードと確実性が向上します。

柔軟なスケーラビリティと分析力

豊富なコネクタが用意されているため、製品を拡張した時にも柔軟に対応できます。また、データの集計や可視化も自動化され、改善点やパフォーマンス指標の把握が容易です。

ユーザー体験・運用効率の向上

一元化されたダッシュボードにより、複数画面を行き来する手間がなくなります。画面構成やワークフローも業務内容にあわせてカスタマイズでき、作業効率が向上します。

製品紹介:Swimlane

Swimlaneは、ローコードによるインシデントチケット管理と自動化ワークフロー構築を特長とした米国発のSOAR製品です。マクニカが2024年より国内代理店契約を締結し、拡販活動を行っています。MS365からのメール取得、脅威インテリジェンス連携、ブラックリスト登録、承認フローの全工程をわかりやすいダッシュボード上で解説するデモをご用意しています。

※実際のデモの内容にご興味がございましたら、ページ下部の動画ポータルよりご覧ください。

導入で広がる可能性と運用環境

Swimlaneはクラウド・オンプレミスいずれにも対応できます。オンプレでのご提供もあるため、エアギャップ環境への設置も可能です。豊富なコネクタやログ正規化機能も備え、幅広いセキュリティ運用に柔軟に対応します。

最後に

自動化ワークフロー+インシデントチケット管理の導入により、現場の業務効率は大きく向上します。ヒューマンエラーの抑制、リアルタイムな対応、柔軟な運用体制の維持といった利点があります。Excelで手動管理している方は、ぜひ最新のソリューションを検討してみてください。

本記事の詳細は、無料動画ポータル「Macnica Security& DX Stream」で公開中!

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インシデント管理の自動化やSwimlane導入に関するご相談は、マクニカまでお気軽にお問い合わせください。業種と規模に合わせた最適な運用支援もご提案しています。

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